採用情報

本記事では、当社の代表取締役社長を務める布川 嘉衛に、会社のビジョンや企業文化、求職者に対する期待などを語ってもらいました。このインタビューを通じて、当社の魅力や働く環境をより深く理解していただき、当社の求人への応募を検討していただければ幸いです。

代表者インタビュー

最新技術を積極的に取り入れ、
地域社会に貢献するスマートファクトリーを実現する

代表者インタビュー|(株)布川製作所
本社工場|(株)布川製作所

レスポンスの速さは、一気通貫だからこそ
「お客様が困られているときは全力でご協力」

——布川製作所の事業内容について教えてください。

マンションをメインターゲットに、集合住宅の室内の木製のドア、そしてドアに付随した木枠や造作材などを本社・徳島の工場で製造し、日本全国で販売しています。実は室内ドアの業界では、製造だけ、販売だけ、と商流の一部のみに特化している業者さんが多いのですが、弊社は製造から販売、そして現場でドアを取り付けるという施工管理までをワンストップで対応しています。

本社工場|(株)布川製作所

——ワンストップ対応を行っていることで、お客様にはどんなメリットがありますか。

一番大きいのは品質管理ではないかと思います。製造から搬入、取り付けまでを全て我々で行うので、なにか問題がおきた場合、例えば扉に傷がある、扉の寸法が違う、といった場合にも、弊社の営業に声をかけていただければすぐに対応ができます。このレスポンスの速さが、お客様にとっては何よりも大きなメリットではないかと思います。

また、間に複数の業者さんが入っていないので価格競争力という面でも魅力を感じていただけるのではないかと考えています。

——事業を行ううえで大事にしていることを教えてください。

お客様が困ったときは全力でなんとかするということです。我々自身がミスをしないことは当然ですが、建設現場では多くの業者さんが作業をするため、思いもよらない変更や間違いが起こることがよくあります。だからこそ、そういった場面でお客さんが困っているのであれば、我々でできるところは目一杯ご協力しましょう、という姿勢を大切にしています。

マンションの施工には工程と工期があるので、決められた納期までにドアや枠が入っていないと、次の工程が滞ってしまいます。その遅れの原因となるものがどのようなものであったとしても、我々の方でなんとか頑張って対応しようと心がけています。

お客様の生活に彩りを添える製品づくりこそ
布川製作所ができる何よりの社会貢献

——布川製作所が目指す未来像について教えてください。

これまでの実績と信頼に頼るばかりでなく、今後はAIなどの最新技術を積極的に取り入れたスマートファクトリーの実現を目指していきたいと考えています。我々のような中小企業にとっては少し高いハードルかもしれませんが、技術の力により生産ラインを最適化することで効率性と品質の向上を図り、今後の市場縮小、人口減少に対応していくことが重要だと考えます。

製品においては、品質とデザインの両立を追求し続け、住まいの価値を高める製品を提供することを目指します。また、最新のデザイントレンドを取り入れつつ、伝統的な木工技術を活かした高品質なドアを提供することで、顧客の多様なニーズに応えたいと思います。

これらの取り組みを通じて企業としての競争力を高め、お客様に高品質な製品とサービスを提供し続けること、それにより地域経済の活性化と発展に寄与する企業となること、それが私の目指す布川製作所の未来像だと考えています。これからも、地域の皆様とともに歩み続け、信頼される企業であり続けていきたいと思います。

株式会社布川製作所

——経営者として、これから取り組みたい新しい挑戦や改革はありますか?

今の企業にとって必要とされるキーワード、例えばデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、環境への配慮、個人の尊重などには積極的に取り組んでいかなければならないと考えています。もちろん、すでに取り組んでいることもいくつかありますが、今後はもっとスピード感を持って動いていきたいと考えています。

また、布川製作所には現在約170名の社員が在籍していますが、社内風土といいますか、社員の意識に変化をもたらすことができる制度や仕組みを取り入れていきたいとも考えています。一人ひとりの社員が成長を実感できるような労働環境を整えていくことはとても大切ですから、今後はさらに取り組んでいきたいですね。

——布川製作所は社会にどのような貢献をしていきたいとお考えですか?

環境問題への取り組み、地域社会への寄与など、今の時代に生きる企業には当たり前のことと考えられている社会への貢献はもちろんですが、室内ドアを作るメーカーとしてはやはり、製品を通した社会への貢献を考える必要があると思っています。

我々は「当社は、創業以来、木材並びに木質系資材の加工技術及び装飾技術を製品化することで社会貢献を図っております。よって当社の市場に送り出す製品並びにサービスの品質は、常に顧客の快適生活に潤いと安全性を提供するよう日々の向上に努めます」を品質方針としています。持てる技術を使い製品を作り出すことが私たちの社会貢献である、ということですが、掘り下げるとそれは、「製品やサービスを通じてお客様の生活に彩りを添える」ということになるのだと考えます。

日常のちょっとした瞬間、例えばなにか考え事をしていてふと扉が視界に入ったとき、何気なく扉を開閉したとき、そういった瞬間に「良いな」と感じていただけるような製品やサービスを提供することでお客様の生活を少しでも彩ること。それが私たちの大切な社会への貢献なのだという意識を持って、これからももの作りに励んでいきたいと考えます。

企業情報|(株)布川製作所

真面目さや純粋ささえあれば
経験がなくてもウエルカム

——布川製作所が求める人材や応募者へ期待することを教えてください。

社員を見ていると、真面目で純粋な人が多いなと感じます。そういう人たちが集まっているからこそ、人の良さが表れるような社内の雰囲気になっているのだと思います。真面目で純粋な方であれば、すんなりと馴染むことができると思っています。

——それぞれの職種において、経験は必要ですか。

本社でのもの作り、室内ドアや木枠の製造に関しては会社独自の工法やルールが確立されているので、それは誰でも入社後に覚えて身につけてもらわなければなりません。ですから、そういう意味では特に経験は問わないです。

営業や施工管理について言えば、マンション業界には着工から引き渡しまでという流れがあるので、その流れを理解している人は大歓迎です。大きな力を発揮できると思います。とはいえ、そんなにすごく難易度が高いわけではないので、マンション業界が初めての方でも大丈夫だと思います。

——これを読んでいる応募者へのメッセージをお願いします。

ものづくりは奥が深くて面白いと思います。私は布川製作所に入る前に商社にいました。商社にはいろいろな機能や役割がありますが、私の行っていた業務は、端的に言うとどこかが作ったものを仕入れてそれを売るという仕事でした。当時の先輩とも話していましたが、そこで得られるやりがいや喜びには限りがあり、自分で作った製品やサービスによってお客様から評価される今の仕事の方が面白いと実感しています。

入社したらきっと、ものづくりのおもしろさや奥の深さのようなものを感じてもらえると思います。また、木製品の加工技術は昔からあるので、近代的なマンションや住宅に入っている扉や加工品であっても、ちょっとしたところに昔からの工夫とか、職人さんが発見した調整の味のようなものがいっぱい潜んでいます。ぜひ、そういう面白さも味わってほしいと思います。

このインタビューは2024年12月に行なわれたものです。